【完】桜色の君を抱きしめたい

「なら泣いてないで最後まで見守らないとな」

「そのつもりです。終わったら何か一緒に食べに行きましょう」

「その時は俺が奢るよ」

その発言に凪は貴斗を見て目をまん丸にした。

「珍しいな。貴斗が自分から奢るなんて。いつもは人の財布を当てにしてお金なんて一切出さないのに」

「いいだろたまには。それより、佐伯が出てきたぞ」

「夢花ー!」

大声で夢花を呼んだ夏芽。それに気づいて夢花は微笑んだ。