【完】桜色の君を抱きしめたい

隙間から見えたのは次の授業の準備をしている、貴斗だった。

あれは横田先輩の弟の貴斗先輩です。一人で次の授業の準備してるなんて偉いです。

さあ、騒ぎの原因も分かりましたし、戻って着替えましょう。

「おい!」

ビクッ!

今のは貴斗先輩の声!?

夢花はそーっと振り返ると、貴斗が夢花の方へ走ってきた。その様子を沢山の女子達が見ていた。

た、沢山の人が私を見ています...!怖い。

「来ないで下さい...!」

夢花は貴斗から少しでも距離を取ろうと、走り、貴斗はそれを追いかけた。

「待てって...!兄貴からの伝言だ。放課後、図書室で待ってるって」

凪先輩が図書室で?行きたくないですー!