【完】桜色の君を抱きしめたい

「俺は、お前ならやれると思うぞ?」

「え?」

「怖いとか無理って口では言っているけど、やる事はしっかりやっている。普通の奴なら怖いって言ってすぐに逃げるのに佐伯は逃げないで自分のやるべき事にちゃんと向き合っている。俺はそんな奴は一番結果を残せると思うぞ。自信持て。佐伯がダメだと思ったら俺達がサポートする。だから佐伯は何も気にせずに演じきれ。応援してるから」

そう言い、貴斗はニッと笑った。それと同時に夢花の心臓がトクンと鳴った。

「貴斗先輩...。私、もう一度頑張ってみます。ダメでも何度でも挑戦して必ずツバキを演じきって見せます!」

「その意気だ!おっし、これ仕上げたらまた練習やるぞ!」

「はい!」