王子がクロードを睨んだ。 そしてまた私に微笑んだ。 「じゃあ行くよ。これから検査を受けるんだ」 「えっ? どっ、どこかお加減が」 「違う。健康だと証明するために、体の外も中も隅々まで調べてもらうのさ」 「殿下。そんなにこの御令嬢と離れたくないのなら、御一緒されては? そしてこの際イーリス嬢も検査を──」 「黙れ」 一緒にいるからといって、王子とクロードは仲良しではないらしい。