「王妃様……ッ」 私は心臓がバクバク言って、すごく汗をかいていた。 目が見えなくなって、手足を失う……? こっ、恐いっ!! 「大丈夫よ、イーリス。今まで通り。私があなたを守ってあげる」 「……王妃様」 「もし言いつけを守れないなら、クビよ」 「!」 眩暈がした。 「実家ではここで食べるようなおやつは出ないでしょう?」 「……!」 「勘違いしないでね、あなたが大切なの。あなたのおやつは私が決める」 「王妃様……!」 ギラリンッ! クロードの目が、光った。