「イーリス嬢、クロードです。以後お見知りおきを」 「はい。よろしくお願いします」 まあ、私は元気なので、お世話になる機会はないと思うけど。 「ときにイーリス嬢、ここ数日でなにか変化を感じませんでしたかな?」 「おやつが増えました」 「そしてお肉も増えましたね?」 「……」 なに、この人。 まさか……! 「イーリス」 威厳たっぷりな、王妃に呼ばれる。