意地悪な君と赤面症の私


そして、今に至る。

「私が清瀬のこと好きって知ってるよね?」

終わった。直感的にそう思った。

「黙ってないでなんか言えよ!」

取り巻きの子も栗本さんに続いて私を責め立てる。

やっとの思いで私は口を開いた。

「清瀬くんのことは好きじゃないよ!!ただ、男の子と話すと顔が赤くなっちゃうだけで色目なんて使ってないよ...!!」

私の言葉を聞いた栗本さんは、

「キモ、何言ってんの?そんなことあるわけないじゃん。ぶりっ子とかマジで無理なんだけど。」

冷たい声で言い放った。

わかってた。誰にも理解されないことくらい。いつもそうだったから。

でも、誤解されたままじゃ嫌だ。

「ホントだよ!お願い、信じて!!」

私の必死な訴えも栗本さん達には届かなかった。

「ふざけんのもいい加減にしてよ!」

栗本さんが手を振りあげた。

ぶたれる。

私が目をつぶったその時、

パシッ

誰かが栗本さんの振りあげた手をとった。