生きなさい<短編>


学校でのイジメは

陰湿さを増す一方だった。


机に書かれた悪口。

ゴミ箱に捨てられた教科書やノート。


私の限界は
もうギリギリの所まで来ていた。



そんなある朝

登校した私の目に映ったのは

‥一輪の菊の花。



私の机の真ん中で

細い花瓶に入れられた

白い一輪の菊の花。




その瞬間

私の周りから酸素がなくなった。


息ができなくなった。


過呼吸だった。


そのまま死んでしまうんじゃないかと思った。


死んでも

いいや‥



そう思った。



私は13歳にして

人生を諦めた。