クールな部長は独占欲を隠してる【6/18番外編追加】

「…!いっいやいやいや!だっ大丈夫ですっ!」

予想外の一言に慌てる。部長の服をお借りするとか、恐れ多いしなんか照れる…!

「うん?そのままだと風邪引いちゃうから」

部長は意に介さない、と言った顔で私を見つめる。
洗面所はここにあるから使って、と先ほど部長が出てきた扉を指す。

そ、そうですよね、部長は意識なんてしないですよね。
濡れたままだと風邪引いちゃいますもんね。
意識してしまった自分が急に恥ずかしくなる。

「そっそうですよね…!ありがとうございます、お借りします!」

タオルと着替えを受け取って、まずは廊下を汚さないように玄関先で足をしっかり拭く。

そして洗面所、お借りします、と廊下を進んで右の扉を開けてびっくりした。
だって、ホテルのそれみたいだったから。
なんか、すごい。

きょろきょろしながらも頭から爪先までもう1度しっかり拭き、濡れたジャケットとシフォンのボウタイブラウスを脱ぐ。
キャミソールはそのままに、部長の貸してくれた白いロンTを着る。