クールな部長は独占欲を隠してる【6/18番外編追加】

ケータイのメモを見ながら買い忘れがないか確認する。
よし、大丈夫。

「これでOKです!」

部長にそう告げて2人でレジへ向かう。

「東、ここは俺が出すからね」

レジに並んでいる途中部長に先手を打たれる。

「…いやいや!この前も出してもらいましたし、今日はそのお礼のご飯ですし!また出して頂いちゃったらもうこれエンドレスリピートですよ!」

私の剣幕に部長がぶっ!と吹き出した。

「東はほんと面白いな、律儀だし。じゃあこれは上司命令。ここは俺が払います」

部長が強硬手段に出た。悪戯っぽく笑う。

「えっ、ここで上司と部下の立場利用するとかズルくないですか⁉︎」

そう膨れると、いつの間にか順番が来ていたようでレジのおばちゃんに、「仲がいいんですねぇ」とクスクス笑われてしまった。
思わず頬が赤くなる。

ーそうして結局また部長に支払ってもらうことになったのだった。


外に出ると、少し雲行きが怪しかった。

「雨降りそうだな。東の家よりは手前だから、ここからだと6、7分くらい。急ごうか」

そうして早歩きで向かっている最中に、とうとう雨が降り出した。しかも夕立ちのようでいきなり本降りだ。

スーパーに戻って傘を買おうにも戻るには微妙な距離まで進んできてしまっていた。