クールな部長は独占欲を隠してる【6/18番外編追加】

サラダは、これも生野菜があまり得意ではない創太が美味しいと言って食べてくれる、キャベツとベーコンとりんごのコールスロー。

ベーコンはあらかじめニンニクとオリーブオイルで炒めるのがポイントだ。

白米は毎朝17時半にタイマーをセットし、帰宅時間に合わせて炊けるようにしている。
多めに炊いて冷凍保存しておくのが習慣になっているので、今日も2合炊いてある。
部長がお代わりしても大丈夫だ。



出来上がった料理を適当なお皿に盛り付けながら、

「創太ー、ハンバーグ出来たからお片付けしてー」

と声を掛ける。

「えー、ぶちょーさんともっと遊びたいー」

と頬を膨らませる創太。

「お片付けしない人は、ハンバーグ食べられませーん」

と言えば、

「創太くん、ハンバーグが食べられなくなっちゃうぞ。一緒に片付けよう」

と急いで片付け出す部長がまた可愛らしい。

お片付けをしている2人を見ながら、テーブルに料理を運ぶ。

「いい匂いだな」

片付けながら匂いに釣られて部長が私の方を見ると、ハッとした顔をした後、

「エプロン姿、新鮮だな。似合ってる」

目を細めて眩しそうにボソっと呟いた。