クールな部長は独占欲を隠してる【6/18番外編追加】

あんな素敵な人に好きだと言ってもらえるような、そんな魅力が自分にあるとはどうしても思えない。
だから蒼介さんが他の女性(ひと)と話しているとヤキモキしてしまうし、不安になってしまう。いつかいなくなってしまうんじゃないかと。

「…芽衣子?」

ガラッと居酒屋の引き戸が開き、蒼介さんが顔を出す。

「…蒼介さん」

「こんな所で、どうした?飲み過ぎた?」

そう言って隣に腰掛け、そっと私の頬を包み、その漆黒の瞳で覗き込む。

「…そ、蒼介さん、誰かに見られたら…」

「…俺は別に隠してないし?見られても構わない」

そんな何気ない言葉にきゅんとする。

「それとも、芽衣子は困る?」

聞き返されて、

「そんなわけないじゃないですか!むしろ、蒼介さんは私の彼氏ですって触れ回りたいくらい!」