クールな部長は独占欲を隠してる【6/18番外編追加】

「わわ!東さん、醤油垂れました!」

「…うわ!ヤバイ、お手洗いでちょっと洗ってくるね!」

ハッとしておしぼりで拭くけどもちろん取れるはずもなく。
私は慌てて1階のお手洗いへ向かった。

ー鏡に映る自分の顔が結構赤いことに驚く。
蒼介さんが気になり過ぎて思ったよりもたくさんアルコールを摂取してしまったらしい。
心なしか足元もふわふわしている。

何とか染みが少し薄くなったブラウスで、赤くなった顔を冷まそうと2階へは戻らず外へ出て居酒屋前にあるベンチに座った。
まだ夏の香りが残る生温い風が私の頬を撫でていく。

私は本当に蒼介さんのことが好き過ぎる。
初めて一緒に家でご飯を食べた時から今まで、この好きという気持ちは留まるところを知らない。
でも、蒼介さんは私のどこが良かったんだろう。私が好きになるよりもずっと前から私のことを好きだったと言ってくれたけど、私には自信がない。