クールな部長は独占欲を隠してる【6/18番外編追加】

全ての準備が終わる頃には時計の針は18時半を差していた。

まだかなー。
そわそわしながら蒼介さんの帰りを待つ。
早く、会いたいな。

たった2日会っていなかっただけなのに、こんなに蒼介さんに会いたいなんて。

ソファーに腰掛けて、18時頃届いた『東京駅に着いた』という蒼介さんからのメールを意味もなく何度も開いては眺める。

するとかちゃり、と鍵の開く音がして、私は飼い主を待ち侘びる犬のように急いで玄関に駆け寄る。

「お帰りなさい!」

蒼介さんは私の勢いに驚いたのか、目を瞬かせた後、私の大好きな極上の笑顔で微笑んで、

「…ただいま」

と言う。

そして、

「芽衣子、その格好でお帰りとか、ちょっと、もう、堪んない…」

私をぎゅう、と抱き締めた。

「…蒼介さん?」

蒼介さんに抱き締められながら、2日ぶりの蒼介さんの匂いを嗅ぐ。それを胸いっぱいに吸い込んで、

「…会いたかった」

意図せず漏れた心の声。