「だったらもっと練習しましょう! わたしも協力します!」
「協力って……」
先輩がちらっとわたしを見る。
わたしはもうひとくちモンブランを食べた。
もぐもぐかんで、感想を伝える。
「もうすこし、マロンクリームがあまいほうがいいと思います」
「この前はあますぎって千尋に言われて、あまみを抑えたんだけど」
「じゃあそのときと今回の中間くらいにしてください。それから口のなかで、べちょっとするんですよね。クリームがゆるすぎると思うんですけど」
「ちょっと待ってくれ!」
先輩はポケットからスマホを取りだし、メモの画面を開いた。
「いま、メモする」
必死な先輩の姿を見たら、わたしも真面目に伝えないといけないと思った。
またモンブランを口に入れ、感想を言う。
「スポンジは逆にパサパサしてますね。もっとしっとりと。あ、あまさはちょうどいいと思います」
「うんうん、それから?」
「見た目もちょっと……山が雪崩をおこしてますよ。絞りかたもなんだかアンバランスというか……」
「わかった。もっと丁寧にデコレーションする」
素直にうなずきながら、先輩はわたしのアドバイスをスマホに打ち込む。
「協力って……」
先輩がちらっとわたしを見る。
わたしはもうひとくちモンブランを食べた。
もぐもぐかんで、感想を伝える。
「もうすこし、マロンクリームがあまいほうがいいと思います」
「この前はあますぎって千尋に言われて、あまみを抑えたんだけど」
「じゃあそのときと今回の中間くらいにしてください。それから口のなかで、べちょっとするんですよね。クリームがゆるすぎると思うんですけど」
「ちょっと待ってくれ!」
先輩はポケットからスマホを取りだし、メモの画面を開いた。
「いま、メモする」
必死な先輩の姿を見たら、わたしも真面目に伝えないといけないと思った。
またモンブランを口に入れ、感想を言う。
「スポンジは逆にパサパサしてますね。もっとしっとりと。あ、あまさはちょうどいいと思います」
「うんうん、それから?」
「見た目もちょっと……山が雪崩をおこしてますよ。絞りかたもなんだかアンバランスというか……」
「わかった。もっと丁寧にデコレーションする」
素直にうなずきながら、先輩はわたしのアドバイスをスマホに打ち込む。


