きみのため




「愛してるよ真央…。もう離さない。
可愛い可愛い俺だけの真央」



声が遠くなる。


ひた隠れていた紫乃くんの歪んだ愛は
血まみれの中、完成した。




「最初からこうすればよかった。不安も、嫉妬も、殺してしまえば無くなるんだ。

愛してる…愛してる、永遠に真央だけを」




狭い空間にふたりきり。


いつまでも続く紫乃くんの愛の言葉が
聞こえなくなるほんの一瞬─




「愛してるよ…真央




俺も、すぐいくからね」