あの夏空の下、君と生きた七日間。

困っていたような笑みを浮かべながら千春は言った。決まりだな、と言うように大きく頷く。

「そういうことで放課後は体育館集合な。詳しいことは顧問の草木に聞いたらわかると思うから」

「うん……やってみる」

僕の声に千春は緊張気味に、それでもやる気は満々にあるように頷いた。

「よし!その意気だ」

赤木が感心を抱いたように叫んだ。その途端、生ぬるい風が頬を撫でていく。

それは心地よくて、僕らの青春はここから始まったような気さえした。