「は、はい。」 たぶんこの人は、先輩だ。 目が大きくて、鼻が高くて、髪はミルクティー色で、サラサラしている。 「おーい、本当に大丈夫?」 「えっ、はい。」 何度も、こくこく頷くと、男の人は 「うん。大丈夫っぽいね。」 「俺も高校に行こうと思ってたから。一緒に行こ?」 「はぁ、」 高校の場所をあまり把握していなかったから二人で一緒に行くことにした。