バキッ、ボキッ、嫌な音が聞こえる。 男の子がやられたところばかり考えてしまう。男の子、本当にありがとう。後、ごめん。そう思いながら、そっーと、目を開けると、想像していたのと、正反対の姿が見えた。 そこには。 男の子が、さっきのヤンキーを倒している姿だった。 驚いて、目をパチクリさせていると。 「大丈夫?君、入学生でしょ?」 って、男の子が声をかけてくれた。