一目惚れした人は学園の王子様


「あの、菅原先輩は、この高校で、一番目の、安堂先輩と、おんなじくらい、高校で、有名なのよ!」

「あの先輩は、先月転校してきたばっかだけど、すぐ有名人。告白は、ラブレター合わせて、100回以上よ!!」

日向は、やけに詳しいし、とても必死になって喋ってらように聞こえたから、つい、

「もしかして、日向、菅原先輩のとこ好きなの?」

って、冗談で聞いてみた。

「なんで?わかるの?そうよ!好きよ!!」

と、照れた様子でそっぽを向いた。その姿は、恋する女の子だった。冗談だったんだけどなぁ、

「頑張れ!!」

「でも、多分、この恋は、実らない。」

「なんで?」

「だって、菅原先輩、さっき美桜に一目惚れしてたもん。」

何を言い出すかと思ったら、

「あはは!!何言ってんの?そんなわけないじゃん。」

「美桜、これ本気だから。」

って、日向は、真剣な顔で言ってきたから、
私は、ごくんと、唾を飲み込んだ。

「?まぁ、わかった。」

「でも、私は奏多先輩一筋だし、日向のこと応援するから。」

「うん。わかってる。ありがとう。」
          
と、日向は笑った。