一目惚れした人は学園の王子様


今日は、文化祭当日。

私の、【コスプレメイド喫茶】は、大繁盛している。

「いらっしゃいませ。」

私が、お客さんに向かってにっこりと笑うと、お客さんは、顔を真っ赤にして、

「こ、こんにちは」

と言う。不思議に思いながら、あれこれ、二時間が経った。そんな時、事件は起きた。

「いらっしゃいませ。」

「おい、おい。そこのねぇーちゃん。」

「なんですか?中にお入りください。」

「ちげぇーよ。俺らと一緒に遊ばねぇ?」

「無理です。」

この声、どこかで、、、、あっ!!初日から、声をかけてきた、ヤンキーだ!!

「やめて下さい!!」

ヤンキーは、私の腕をガシッと掴んで、教室から出ようとした。

奏多先輩、奏多先輩!!

その時、

バキッ、ボキッ、

奏多先輩!!!

、、、、、、、、、?誰?

目を開けたそこには、奏多先輩ではない、違う先輩が突っ立っていた。

「ねぇ、大丈夫?可愛いからね。ナンパ、されちゃうんだよ。気をつけてね。バイバイ。」

「あ!待ってください!ありがとうございました!んっと、私の名前は、熊谷美桜です!」

「それくらい、僕も知ってるよ。お礼ありがとう。僕は、菅原麗音(スガハラレオン)、よろしく。」

と言って、菅原先輩は、にっこりと笑った。

すると、周りにいた女子達が、黄色い悲鳴を上げた。

「美桜。」

肩に手を置かれたので、見てみると、日向が立っていた。      

「日向!」

「ねぇ、あんた、もしかして、あの先輩も知らないの?」

「え?今知ったけど、それがどうしたの?」