「あーぁ。でも本当に私も恋愛してみたいなーー」




お弁当を食べ終わりお気に入りのミルクティーを飲みながら呟いた。




「何!?白が恋愛!?ダメダメ!まだ90年は早い!!」と慌てる紅




「うん、それ、もはや死んでるから」

突っ込む美乃




「もーー。私達花の高校生なんだよー?せめて高校生の間に一人は彼氏ほしいなー」




「絶対だめ!お兄ちゃんは許しません!」




「私も美乃みたいにスタイル良かったらな~」




チラッと横目で美乃を見て溜め息をつく。




ただリンゴジュースを飲んでいるだけなのに美乃からは色気が出ていた。




「なーに言ってんのよ!現在の1年裏人気投票No.1のくせに~」

と美乃




「え?何それ!?私知らないけど?」




「それは可愛くない女子の裏人気投票だから」

と直ぐに言う紅に私はガーーンとショックを受けて机に伏せる。




「か、可愛くない女子……」




美乃と廉が責めるように紅を見るが当の本人は反省する気もなく、笑っていた。




「白に彼氏はまだ早いから」




相変わらずのシスコンっプリに美乃と廉は首を振った。




未だにショックから立ち直れない私はブツブツと呟きながら窓から外を眺める。