私たちはお昼ご飯でも食べようと言う流れになりマンション近くのファミレスに入る。





ファミレスに入ると若い女性の定員が碓水先輩を見て顔を赤らめながら席へと案内した。






それを見て何となく嫌な感じがするのはどうしてだろう…。







何を食べるか悩むことなく決めた私は先輩と注文をして食事が運ばれてくるまでの間、他愛ない話をした。





程なくして先輩の頼んだオムライスと私が頼んだクリームパスタが運ばれてきた。





「はい」





そう言って先輩は私が受け取りやすいように左手側にスプーンとフォークを渡してくれて、そんな小さな気配りにも感動してしまう。





「夏休みの課題、俺も沢山でたんだ。…良かったら一緒にしない?」





クリームパスタを美味しく食べているときに先輩が突然言い驚く。





「本当に!?」





夏休みはあまり先輩と会うことはないだろうと思っていたからこの誘いはとても嬉しい。





「是非お願いします!」





満面の笑顔で返事をする。





先輩は何故か少し固まったように見えたが直ぐにいつもの笑顔で頷いた。





「頑張ろうね」





「はい!」





明日からの夏休みがとても待ち遠しくなった。