まだしまっていない筆箱と新しいルーズリーフを出して課題一覧表とにらめっこしながらペンを走らせる。
どのくらい集中していたのかふとペンを止めて窓から外を見上げれば綺麗な青空が私を見下ろしている。
私が紅色の次に大好きな色
「……なんでこんなに綺麗なんだろ…」
ポツリと呟いた私の声は静かに誰も居ない教室の中に消えた。
頬に手をついてぼーーと空を見上げていると
「はい」
突然目の前にオレンジジュースが現れた。
「わっ!」
驚いて振り向けば優しい笑顔の碓水先輩が立っていた。
「う、碓水先輩…」
「何してるの?」
ニコリと笑って先輩が前の椅子に座る。
足を組んで缶コーヒを開けながら私の机を覗き込む。
そんな動作も見とれるくらいにかっこよくて。
「あ、夏休みの課題が多かったから計画表でも作ろうかなと思って」
ドキドキしながら笑って答える。
「偉いね。」
頬笑む先輩にお礼を言ってオレンジジュースを飲む。
ちょうどオレンジジュースが飲みたいと思っていたのだ。
「碓水先輩は夏休み何して過ごすんですか?」
「俺?俺は特に予定はないかな……あ、八月に入ったらバスケ部の試合が二つくらいあるから行かないと行けないけどね」
残念そうに言う先輩に笑ってしまった。
「サボりはダメですよ?」
「あーぁ、白ちゃんにそう言われたら行くしかないね」
先輩も笑いながら言う。
そこでふと目の前の先輩を見て首をかしげた。
「そう言えば先輩はどうしてここに?」
すると碓水先輩が優しく笑って私を見た。
「白ちゃんに会いたいなと思ってクツ箱見てみたらまだ靴があったから教室に来たんだ」
一瞬心臓が大きく鳴った。
「……私に?何か用事ですか?」
碓水先輩は優しい笑顔のまま私の頭を撫でた。
「帰らないの?」
「え?あ…」
教室の時計を見て既に13時近くだと分かり立ち上がった。
「わ!もうこんな時間だったんですね!全然気付かなかった!」
急いで机の上を片付けて鞄に詰める。
「一緒に帰ろう」
自然と言う先輩に嬉しくて頷いた。
「はい!」
どのくらい集中していたのかふとペンを止めて窓から外を見上げれば綺麗な青空が私を見下ろしている。
私が紅色の次に大好きな色
「……なんでこんなに綺麗なんだろ…」
ポツリと呟いた私の声は静かに誰も居ない教室の中に消えた。
頬に手をついてぼーーと空を見上げていると
「はい」
突然目の前にオレンジジュースが現れた。
「わっ!」
驚いて振り向けば優しい笑顔の碓水先輩が立っていた。
「う、碓水先輩…」
「何してるの?」
ニコリと笑って先輩が前の椅子に座る。
足を組んで缶コーヒを開けながら私の机を覗き込む。
そんな動作も見とれるくらいにかっこよくて。
「あ、夏休みの課題が多かったから計画表でも作ろうかなと思って」
ドキドキしながら笑って答える。
「偉いね。」
頬笑む先輩にお礼を言ってオレンジジュースを飲む。
ちょうどオレンジジュースが飲みたいと思っていたのだ。
「碓水先輩は夏休み何して過ごすんですか?」
「俺?俺は特に予定はないかな……あ、八月に入ったらバスケ部の試合が二つくらいあるから行かないと行けないけどね」
残念そうに言う先輩に笑ってしまった。
「サボりはダメですよ?」
「あーぁ、白ちゃんにそう言われたら行くしかないね」
先輩も笑いながら言う。
そこでふと目の前の先輩を見て首をかしげた。
「そう言えば先輩はどうしてここに?」
すると碓水先輩が優しく笑って私を見た。
「白ちゃんに会いたいなと思ってクツ箱見てみたらまだ靴があったから教室に来たんだ」
一瞬心臓が大きく鳴った。
「……私に?何か用事ですか?」
碓水先輩は優しい笑顔のまま私の頭を撫でた。
「帰らないの?」
「え?あ…」
教室の時計を見て既に13時近くだと分かり立ち上がった。
「わ!もうこんな時間だったんですね!全然気付かなかった!」
急いで机の上を片付けて鞄に詰める。
「一緒に帰ろう」
自然と言う先輩に嬉しくて頷いた。
「はい!」