私と廉だけ教室へと戻った。





あと少しでホームルームが始まると言う中、1年3組の教室内は美乃の噂で騒がしかった。





「……しばらくは収まらないぞ」と廉





「うん…まずは噂を静めて犯人を探さないと」





「多分夜中に入り込んだんじゃないか?朝から書いていたら今の俺たちみたいにチョークまみれになるはずだ。」






「…それも一人の仕業かな?」





「あぁ、多分。俺が消した黒板の文字は全部同じような筆跡だったな。」





「そう。……誰が犯人でも絶対に…許さない」