「たく君大丈夫!?」





「お兄さんたち酷い!!」





なんて騒ぎ声が聞こえる。





紅と公園を覗いてみると大学生くらいの男が4人と倒れている男の子を囲むように3人の子供たちが居た。





どうやら公園のバスケグランドを大学生たちに占領されているようだ。





倒れている男の子は大学生の誰かに突き飛ばされたのか。





「紅」





「あぁ。」





彼らの元まで行く。





「何?弱いもの虐め?歳上がダセーことしてんなよ」 紅





「大丈夫?」





倒れている男の子の所へ行くと男の子は悔しそうに涙を堪えながら立ち上がる。





膝には擦り傷が出来ていた。