「いい?秘密を言っては、いけませんよ。さもなくば、貴方の命はありませんからね」


魔女がそう言ったわ。
私を目掛けて、魔法の弾幕が飛んでくる。

私もここで終わりかと思ったのだけれど、違ったみたいで。

私は今、ここにいて、大地を踏みしめているわ。


「また会えたわね、魔女さん」


ここで再会を果たした貴方に。

口付けなんて、ロマンチックなものは落とさない。

落とすのは。




貴方の命だけで十分なのですから。