次の日……

来た!


松木君の連絡先が鈴木から送られてきたのだ。連絡先に追加し、まだ何も会話がされていないまっさらなトーク画面を見つめ…


なんて送ろう……


「いきなりごめん、安崎結依です。
転校しちゃうって聞きました。松木君の話面白いから好きです!また、いつか話したいです!向こうの学校生活大変かもだけどがんばってね!」



何度も何度も読み返し送信ボタンを押した。

この文を考えるだけでどれくらいの時間とエネルギーを消費したことか……


そこからは普通に


「ありがとう、安崎も色々がんばってな」


といわれ会話が他に続く事もなく……


彼と話したいけど……
脈0だし…


とりあえず…両思いになれるおまじないをやって見たり…恋愛占いや、朝の星座占い気にしちゃったり…


そんなある日……悠理が私の家に遊びに来てくれた。部屋にあがらせた。

私は悠理に松木君が好きだと話した…もう会えないと…気づいたら泣きながら…


悠理はだまってうんうんって聞いてくれた。悠理が一言言った。



「告白してみたら?想い伝えたら少しは楽になれるかもよ」



告白……


恥ずかしいし。
でももう会えないんだし。


私は悠理に向かって満面の笑みを作って


「私松木君に告白する!」


悠理は何も言わずにこっとしてくれた。


ライン告白になっちゃうけど…
ちゃんと想い伝えよう。