次の日……
鈴木達の教室の前
ちょっとのぞくとかりんちゃんと鈴木が楽しそうにしゃべってる。
胸がチクッとした
松木くんは…
席に座って一人で本を読んでる。
呼び出すなら今!
う…なかなか声をかけられない…
しっかりしろ!私!!
教室のドアを静かにあけ
「ま…松木くん…」
すると、彼は私の顔を見て不思議な顔をした。私は手招きをした。すると彼は不思議そうな顔をしながら私のところへ来た。
「ごめん!昨日…ふざけて好きな人…聞いて…」
気づいたら頭下げて言っていた
「え?あー、名前言ってないからセーフでしょ?」
彼は意外そうな顔をした
「で…でも、そんな大切なことこんな大して仲良くない子に言っちゃだめだよ…聞いた私が悪いんだけど…」
「それ聞いてひくような子じゃないでしょ?」
「そうだけど…」
ひくような人いないよ!
そんな切なすぎる話……
私はうつむいていた。すると、背の高い彼がかがんで私の顔を覗き込んできた。彼は心配そうな顔をして。長いまつ毛に
あ!
私は急いで視線をそらした。
急いで松木君の顔をみて
「だから、ごめん」
「大丈夫だよーじゃあね」
すると彼は教室に戻っていった。
脈なしそのもの。もっと話したかった。とりあえず、謝れてよかったよね…
私はこれが最後の直接話す会話だって思っていなかった。
実際これが直接喋れた最後の会話になっちゃった……