そんなある日、数学のクラス混合での授業があり、私は松木さんの席の後ろになった。私は席に座り彼の後ろ姿を眺め…


しゃべりかけてみようかな。アニメの感想話したいし。アニメの最終回にはある謎が残ったのだ。その謎の話してみようかな…彼の考え聞きたいなぁ。

「ま…松木くん!〇〇っていうアニメ見たんだよねー?鈴木から聞いた〜あれ最後の謎さ、✕✕ちゃんが死んじゃうっていう意味だったのかなー?」



ドキドキする……変に緊張してしまう
声が裏返りそう…


私は割と人と話すことに苦手意識はないし、誰とでも仲良く話せる!っていうタイプなんだけどなぁ……


「ん?」

彼は振り向き私の顔を見てちょっと意外そうな顔をしてちょっと考えて…


「そうだと思う。そうじゃなかったらこの辺の辻褄合わないよねー」

「だよねー」

ふぁ…ドキドキした、クールだ
顔色変えずにかえされた
なんか、嬉しい、ほーんのすこーしだけど、会話出来たんだもん

そんな一人心の中で喜んでいると、目の前の彼が振り向き私に

「そいえばさ…あのキャラたち可愛かったよね、」

ちょっと笑顔になってそう言った彼

「へ?」

わ…私に話しかけてくれた?!
わぁあ

「思わない?」


焦ってる私をちょっと不思議な目で見て彼はそういった。

「あ…そうだよね!すっごい可愛い!どのキャラが好きなの〜?」


いそいで自分史上最高の笑顔を作った
そこからは結構喋れた
彼の好きなキャラや彼が意外と涙もろいという話など……

そうして、数学の授業が始まった
私はすごい幸せな気持ちに包まれた


そこからは結構喋れる日が増えた
どれも少しだけど

なんで普通のクラスメートとは男の子でも楽しく喋れるんだけど、彼だと思ってる半分も伝えられないんだろう……

なんか、ぎこちないよね…私