白いジャージの先生と


制服姿の私。





ここから始まった恋。


ここで深まった愛。





「先生・・・もう行かなきゃ」



「いいだろ。少しくらい大丈夫だって」





黒板に背中をつけた先生は、私の肩を持ち、今度は私の背中を黒板へくっつけた。






そして・・・


キス。







何度もここでキスをした。



これが最後だね、先生。






相変わらずベートーベンが私達を見つめてるよ。




先生・・・


これから私と先生は夫婦として生きていくんだね。






『あと3分で5時です。お急ぎください』




教頭先生の校内放送を無視して、私と先生は抱き合ってキスをしていた。