空高く投げたブーケ。



私を見つめる先生。




「やったぁ!!!!」




ブーケを取ったのは、桃子だった。



ブーケを胸に抱いて、飛び上がる桃子。



桃子以外の友達は、みんな彼氏がいた。


たくさんの中で、ブーケが選んだのは桃子だった。



この中で唯一片思いをしている桃子の元へ。



翼先生と、両思いになれるといいね。




私と先生は、走って衣裳部屋へ。



披露宴の衣装に着替える。




ベージュのスーツ姿の先生。

光に当たると、ゴールドに輝く。



胸に刺した真っ赤なバラ。




私は、先生が選んでくれたピンクのドレスに着替える。



私はふわふわの髪型になり、先生はお姫様のようだって言ってくれた。