俺は走馬灯のように、あの日のことを思い出したんだ。 直と2人で音楽室にいる時に教頭先生がドアを叩いた。 ドキドキして手が震えそうだった。 あの時・・・ 教頭先生が荒木の言ったことを信じて音楽室に来てくれたから、俺と直は無事に卒業できたのかも知れない。 あのまま、自由に付き合っていたのでは・・・ 神様はきっと俺と直に試練を与えたはずだ。 寂しかったけど、あれから俺と直は成長することができた。 どんな苦難も乗り越えられるんだという自信を手に入れた。