もうすでに泣いている私は、クッキーを袋に詰めながら、鼻をすする。




「汚い~!!あとは私がやるから直は、部屋でゆっくりしときなよ」



「おう~!わしも手伝うぞ」



「じゃあ、私も」



結局、家族4人でクッキーの袋詰めをした。



途中で何枚もつまみ食いするお父さんを見ていると、また泣けてきた。




私の自慢の家族。


私はこの家の子に生まれて良かった。



私が家族を選んだわけじゃない。


お父さんとお母さんが私を選んだわけでもない。


お姉ちゃんと姉妹になったのも、運命なんだ。




大好きな家族。


これから私は、別の家族を作っていくことになる。



だけど、やっぱり私の家族はここにある。



これから作っていく新しい家族も、この家族に負けないくらい素敵な家族にする。



先生と一緒に・・・