「ゆっくりしてきていいから。俺はたっくんと熱い戦いをしてるから」



「ゆかり!龍にもよろしくな!」



たっくんはゆかりの元彼である龍とも友達になっていて、先生もそれを感心していた。


でも、少しとは言えいちおうたっくんも私の元彼であって・・・



「直。携帯番号誰にも教えんなよ!」



先生のちょっとスネたような表情がかわいい。



「大丈夫だよ!!じゃあ、行ってきます!」



私はゆかりと手を繋ぎ、人生初めての最初で最後の成人式へ。