「愛の巣、到着・・・」




先生は、玄関の鍵を開けると、まだブーツを履いたままの私を後ろから抱きしめた。




「先生、ケーキ食べなきゃ・・・」




嬉しいんだけど、恥ずかしくて、私はブーツを脱ごうとしゃがみ込んだ。




「俺のスイッチOFFにしてくれ・・・」




玄関に座った私をゆっくりと床に押し倒す先生。




「どうやったら・・・OFFにできる?」




「キスしてくれたら」





絶対嘘だとわかりながらも、私は目の前にある先生の唇にキスをした。





先生の家の匂い。


大好きな匂い。




「直・・・ケーキと俺どっちが好き?」



「ケーキ・・・」




先生の反応が気になって、そんなことを言ってしまう私。