「直、電話貸して」 俺は直の携帯を奪い、要君に言った。 直は、びっくりした顔をしていた。 俺らしくないだろ? 「先生」らしくないだろ? でも、俺にもこんな一面がある。 俺だって・・・普通の男だから。 自分の彼女に言い寄ってくる男は、誰であろうと敵なんだ。 「明日、直に何か用?」 『いえ・・・ちょっと話があって』 俺は直の顔を見ることができなかった。