私のことが大好きで仕方ないらしい綾羽くん。今度はするりと私の首筋をひと撫ですると
そのまま、何かを首に巻き付けた。
そしてパチンと軽く何かが留められる音が
聞こえる。
「綾羽くん、何したの?」
「んー?付けたの」
曖昧に答える綾羽くん。
私は少し不安になって
すぐ近くにある彼の服をキュッと握った。
「ねぇってば、綾羽くん」
「その"ねぇってば"、死ぬほど可愛い
可愛い可愛い。俺のなちこ可愛すぎる」
真っ暗な視界の中
ぎゅうううっと抱きしめられた。
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