「うーん、なちこが視界奪われてるのって、なんかいいね。興奮する」


「へ、変態…っ」


「なちこだけにね」




綾羽くんはそう言うと
私の首筋をぺろりと舐めた。


視界が封じられているせいか、余計意識が
そこにいってしまい、体が反応してしまう。




「やっ、ん、くすぐったい」


「そっか~。可愛いねぇ」




9割方聞いていないであろう綾羽くんの
声が耳元に近づいて


「なちこ大好き」


と甘く囁やかれた。