くびわ





「大人になるのが楽しみだね…七海」




降りしきる熱いキスの合間にそっと呟かれた言葉は、貪るような触れ合いに飲み込まれていった





真っ赤に咲くキスマーク

手首の噛み痕


首のチョーカー



ジンと疼いて甘く痺れて

感覚を麻痺させていく。




綾羽くんの作った檻の中で、とろけるほど愛される未来が、とても幸せなものに思えた。





「七海…一生、逃がさないからね」