くびわ



「首輪じゃ、ないの?」


「首輪がよかった?」




綾羽くんが私に巻き付くチョーカーを
なぞりながら聞き返す。




「だって、首輪似合うってさっき…」


「それは例えだよ。まぁ首輪型のチョーカーもあるけど、なちこにはシンプルな黒のチョーカーが似合うと思って」




そう言うと綾羽くんは
愛おしそうにキスを降らせた。


もう何もかも我慢がきかないって感じ。