「…今日はね、これを沙耶香ちゃんに渡したくて」
そう言って美咲さんは純白のウェディングドレスを着た時に持っていた純白の花のブーケを私に差し出した。
え…?と思っていると、
「次は沙耶香ちゃんの番!ブーケトスやブーケプルズはしないで、ブーケは絶対沙耶香ちゃんにプレゼントするって決めてたの」
そうしてとても綺麗な笑顔を浮かべる美咲さん。
「…兄貴、沙耶香ちゃんにベタ惚れだからさ。こんな風に誰かを一途に思う兄貴なんて、今まで見たことなかったから。だから兄貴のこと、幸せにしてやって」
そう言って、ふっ、と柔らかく笑う海さん。
…2人の気持ちにポロポロ涙が溢れた。
結婚式で緩みまくった涙腺は、もうどうにもならない。
「…ありがとうございますー…」
もう、泣きすぎー!と美咲さんに涙を拭かれながら、私の周りは素敵な人たちで溢れている、そう思った。
美咲さんも海さんも、由紀も慎太郎も志保ちゃんも。
みんな、誰かのために何かができる人で。
私もいつかみんなに恩返し出来たらいい。
そう思いながら2人の控え室を後にした。
そう言って美咲さんは純白のウェディングドレスを着た時に持っていた純白の花のブーケを私に差し出した。
え…?と思っていると、
「次は沙耶香ちゃんの番!ブーケトスやブーケプルズはしないで、ブーケは絶対沙耶香ちゃんにプレゼントするって決めてたの」
そうしてとても綺麗な笑顔を浮かべる美咲さん。
「…兄貴、沙耶香ちゃんにベタ惚れだからさ。こんな風に誰かを一途に思う兄貴なんて、今まで見たことなかったから。だから兄貴のこと、幸せにしてやって」
そう言って、ふっ、と柔らかく笑う海さん。
…2人の気持ちにポロポロ涙が溢れた。
結婚式で緩みまくった涙腺は、もうどうにもならない。
「…ありがとうございますー…」
もう、泣きすぎー!と美咲さんに涙を拭かれながら、私の周りは素敵な人たちで溢れている、そう思った。
美咲さんも海さんも、由紀も慎太郎も志保ちゃんも。
みんな、誰かのために何かができる人で。
私もいつかみんなに恩返し出来たらいい。
そう思いながら2人の控え室を後にした。



