実はお色直し後のキャンドルサービスの時、そっと、
「…沙耶香ちゃん、披露宴が終わったらちょっと1人で控え室に来てくれる?」
と美咲さんに言われていたのだ。
だから新さんには美咲さんに呼ばれていることだけ伝えて、ロビーで待ってもらっていた。
私と美咲さんは新さんのご実家で会って以来、2人でご飯に行ったり、時には新さん、海さんと4人で一緒に出掛けたりと、仲良くさせてもらっている。
結婚式を終えた新郎新婦の控え室に呼ばれることなんて滅多にないからドキドキしながらコンコン、とノックすると、中からどうぞ、と美咲さんの声がした。
そっと入ると、まだお色直しで着ていた、胸元とスカートに豪華な刺繍が施されている真っ赤なドレスを身に纏ったままの綺麗な美咲さんと、その横には海さんがいた。
「沙耶香ちゃん、ごめんね、呼び出しちゃって」
そう言う美咲さんに、いえいえ、今日は本当にお2人とも素敵でした!と感動そのままに伝えると、私の勢いに2人ともくすくす笑いながら、ありがとう、と答えてくれる。
「…沙耶香ちゃん、披露宴が終わったらちょっと1人で控え室に来てくれる?」
と美咲さんに言われていたのだ。
だから新さんには美咲さんに呼ばれていることだけ伝えて、ロビーで待ってもらっていた。
私と美咲さんは新さんのご実家で会って以来、2人でご飯に行ったり、時には新さん、海さんと4人で一緒に出掛けたりと、仲良くさせてもらっている。
結婚式を終えた新郎新婦の控え室に呼ばれることなんて滅多にないからドキドキしながらコンコン、とノックすると、中からどうぞ、と美咲さんの声がした。
そっと入ると、まだお色直しで着ていた、胸元とスカートに豪華な刺繍が施されている真っ赤なドレスを身に纏ったままの綺麗な美咲さんと、その横には海さんがいた。
「沙耶香ちゃん、ごめんね、呼び出しちゃって」
そう言う美咲さんに、いえいえ、今日は本当にお2人とも素敵でした!と感動そのままに伝えると、私の勢いに2人ともくすくす笑いながら、ありがとう、と答えてくれる。



