おはようございます、と顔を出すと私を見つけた須崎さんがすぐに駆け寄って来て、
「天野さん、さっき副社長がいらっしゃって、出社したら副社長室に来て欲しいって伝言を預かったんだけど、あなた、何かやらかしたの…?」
と憐れむような瞳で私を見る須崎さんに、
「…いやー、あはは…」
と曖昧に笑って誤魔化す。
「副社長命令だから、必ず来るようにって仰ってたわ」
副社長が営業部に来るなんて珍しいわよね、なんて言っている須崎さんを横目に、副社長命令なんて言われたら逃げられないじゃないか、と思う。
副社長と一平社員の私。逆らえるはずがない…
自分のデスクにバッグだけ置き、今しがた来たばかりのオフィスを後にして渋々エレベーターに乗って役員階へ向かう。
エレベーターを降りると目の前には受付があって、綺麗なお姉さんが「おはようごさいます」と静かな微笑を称えている。
慌てて、
「おはようございます!営業部の天野です。副社長に呼ばれて参りました」
と伝えると、「承っております」と副社長室に案内してくれた。
「天野さん、さっき副社長がいらっしゃって、出社したら副社長室に来て欲しいって伝言を預かったんだけど、あなた、何かやらかしたの…?」
と憐れむような瞳で私を見る須崎さんに、
「…いやー、あはは…」
と曖昧に笑って誤魔化す。
「副社長命令だから、必ず来るようにって仰ってたわ」
副社長が営業部に来るなんて珍しいわよね、なんて言っている須崎さんを横目に、副社長命令なんて言われたら逃げられないじゃないか、と思う。
副社長と一平社員の私。逆らえるはずがない…
自分のデスクにバッグだけ置き、今しがた来たばかりのオフィスを後にして渋々エレベーターに乗って役員階へ向かう。
エレベーターを降りると目の前には受付があって、綺麗なお姉さんが「おはようごさいます」と静かな微笑を称えている。
慌てて、
「おはようございます!営業部の天野です。副社長に呼ばれて参りました」
と伝えると、「承っております」と副社長室に案内してくれた。



