今日の夕飯は白身魚のムニエル。この世界、現代日本レベルに食材豊なんだよなぁ。バターの風味に表面カリ、中がふわっと。うめー。うますぎるぅ。
もぐもぐ。
次の日。
朝からバタバタと侍女たち執事たちが速足で動き回る屋敷。うん、走らないんだよね。さすがエリート侍女や執事。もう、競歩で優勝できるんじゃレベルのスピードだけど走らない。
とか、思いながら誕生日会の準備をしている。私は、着替えて髪を整えて終わり。
で、一応、招待客の話を聞かされてるんだけどさ。
国内の貴族ほぼ全部来るんだって。うちが、王家の次にすんげー家だから……だけど。
「今度こそ女の子が生まれたんじゃないかって期待してる人も多いんだよ」
「そうそう、女の子だったら、息子と婚約させたいなんて輩がなー」
「去年のあからさまにがっかりした貴族たちの顔は忘れられないなぁ」
去年というと、兄7の誕生日会のことだよね。お祝いに来てるのにがっかりした顔しちゃうとか、修行の足りない貴族ですねぇ。
しかし、公爵令嬢のままだったら、私、誕生日会からいろんなところから狙われちゃったんだねぇ……やだやだ。私自身じゃなくて、公爵令嬢だという肩書だけで人生動かされるのとか。
その点、公爵家8男ともなれば……。
あれ?
「お兄しゃま、娘の婿にと貴族の人たちに思われないのでしゅか?」
家督を継ぐことはできない次男以下とはいえ、公爵家とのつながりができる上に、イケメンだ。それなりにうちの娘をっていう貴族はいるのでは?
「王子の婚約者が決まっていないから、今は大丈夫だよ」
にゃるほど。公爵家と釣り合うような娘であれば、王子とも釣り合うのは当然で。できればもっと上を狙いたいってことか。
王子1(獄中死)と王子2(発狂死)もたまには役に立つものだな。
■5
そして、公爵家八男「リザーク」の誕生日会は、多くのがっかりする貴族の顔を眺めながら終わった。
いやぁ、面白かった。
お母様には同情の声もあった。そう、女の子が生まれるまでと産み続けること8人目も男の子だった……と、思われての同情。
うん、本当に母のことを思って涙している人には申し訳ないと思ったけどね。
お母様の友達は、女を産み続け5人目にして男の子を授かったらしく、それはもう、母の気持ちを考えると涙せずにはいられないようで。
もぐもぐ。
次の日。
朝からバタバタと侍女たち執事たちが速足で動き回る屋敷。うん、走らないんだよね。さすがエリート侍女や執事。もう、競歩で優勝できるんじゃレベルのスピードだけど走らない。
とか、思いながら誕生日会の準備をしている。私は、着替えて髪を整えて終わり。
で、一応、招待客の話を聞かされてるんだけどさ。
国内の貴族ほぼ全部来るんだって。うちが、王家の次にすんげー家だから……だけど。
「今度こそ女の子が生まれたんじゃないかって期待してる人も多いんだよ」
「そうそう、女の子だったら、息子と婚約させたいなんて輩がなー」
「去年のあからさまにがっかりした貴族たちの顔は忘れられないなぁ」
去年というと、兄7の誕生日会のことだよね。お祝いに来てるのにがっかりした顔しちゃうとか、修行の足りない貴族ですねぇ。
しかし、公爵令嬢のままだったら、私、誕生日会からいろんなところから狙われちゃったんだねぇ……やだやだ。私自身じゃなくて、公爵令嬢だという肩書だけで人生動かされるのとか。
その点、公爵家8男ともなれば……。
あれ?
「お兄しゃま、娘の婿にと貴族の人たちに思われないのでしゅか?」
家督を継ぐことはできない次男以下とはいえ、公爵家とのつながりができる上に、イケメンだ。それなりにうちの娘をっていう貴族はいるのでは?
「王子の婚約者が決まっていないから、今は大丈夫だよ」
にゃるほど。公爵家と釣り合うような娘であれば、王子とも釣り合うのは当然で。できればもっと上を狙いたいってことか。
王子1(獄中死)と王子2(発狂死)もたまには役に立つものだな。
■5
そして、公爵家八男「リザーク」の誕生日会は、多くのがっかりする貴族の顔を眺めながら終わった。
いやぁ、面白かった。
お母様には同情の声もあった。そう、女の子が生まれるまでと産み続けること8人目も男の子だった……と、思われての同情。
うん、本当に母のことを思って涙している人には申し訳ないと思ったけどね。
お母様の友達は、女を産み続け5人目にして男の子を授かったらしく、それはもう、母の気持ちを考えると涙せずにはいられないようで。


