と、誰かがぼそりとつぶやいた。
「これなら、俺たちも、卒業までには一つか二つ順位を上げられるかもしれない……」
「なぁ、あれ」
第五訓練場は、さほど広くはない。4学年が合同で訓練できるほどの広さはないのだ。4年と3年が使用している。2年と1年は隅においやられて素振りそするスペースしか残されていない。
「第7訓練場はもっと狭いけど、せっかく着替えてきたのに、練習する場所あるかな?」
うーむ。まぁ、草地いっぱいあったから、草地でもいいんじゃない?どうせ素振りとか瓦じゃないやレンガ割りとかだし……。
「いない……」
第7訓練所には、誰一人としていなかった。
「上級生、どこで練習するんだろう?」
首を傾げると、ふははははっ。と、笑い声がこだました。
誰だっ!と、声をしたほうに目を向けると、第七訓練場を取り囲んでいるというか、荒れ放題に放置されている岩の上に、太陽を背にして男の人が一人立っていた。
「とおぅっ」
とか口に出して岩から飛び降りる謎の男。
教員が着用する生徒とはデザインが違う体操服を着ているってことは教師なんだろうけど、顔を隠すようにマスクかぶってますよ……。
身長は高くて肉付きもよい。けど、絶対残念な人種のような気がする……。何にあこがれてるんだよっ。
タイガーマスクみたいなマスクなんだけど、熊なんだか猫なんだかネズミなんだか分からぬ……。
手には木刀を持っている。
■27
「最下位であるF組に、我の情けだ。稽古をつけてやろう」
びしっと木刀を生徒に向けて構える。
はい?
「まさか、稽古と偽ってスパイしにきたんじゃ……」
マーズの言葉に、はっと、マスク男が嘲笑した。
「お前たちにスパイなど必要ないだろう?どれほど、他のクラスと差がついていると思っている。あまりにも憐れで、我がこうして出て来てやったのだ」
本当だろうか?
他の生徒も私と同じように、謎のマスク男をいぶかしんでいる。
「何をぼやぼやしている。お前たちに無駄にする時間が残されていると思っているのか?一番必死にならなきゃならないんじゃないのか?」
言っていることは、まっとうだ。
サーシャが木刀を構えた。
「これなら、俺たちも、卒業までには一つか二つ順位を上げられるかもしれない……」
「なぁ、あれ」
第五訓練場は、さほど広くはない。4学年が合同で訓練できるほどの広さはないのだ。4年と3年が使用している。2年と1年は隅においやられて素振りそするスペースしか残されていない。
「第7訓練場はもっと狭いけど、せっかく着替えてきたのに、練習する場所あるかな?」
うーむ。まぁ、草地いっぱいあったから、草地でもいいんじゃない?どうせ素振りとか瓦じゃないやレンガ割りとかだし……。
「いない……」
第7訓練所には、誰一人としていなかった。
「上級生、どこで練習するんだろう?」
首を傾げると、ふははははっ。と、笑い声がこだました。
誰だっ!と、声をしたほうに目を向けると、第七訓練場を取り囲んでいるというか、荒れ放題に放置されている岩の上に、太陽を背にして男の人が一人立っていた。
「とおぅっ」
とか口に出して岩から飛び降りる謎の男。
教員が着用する生徒とはデザインが違う体操服を着ているってことは教師なんだろうけど、顔を隠すようにマスクかぶってますよ……。
身長は高くて肉付きもよい。けど、絶対残念な人種のような気がする……。何にあこがれてるんだよっ。
タイガーマスクみたいなマスクなんだけど、熊なんだか猫なんだかネズミなんだか分からぬ……。
手には木刀を持っている。
■27
「最下位であるF組に、我の情けだ。稽古をつけてやろう」
びしっと木刀を生徒に向けて構える。
はい?
「まさか、稽古と偽ってスパイしにきたんじゃ……」
マーズの言葉に、はっと、マスク男が嘲笑した。
「お前たちにスパイなど必要ないだろう?どれほど、他のクラスと差がついていると思っている。あまりにも憐れで、我がこうして出て来てやったのだ」
本当だろうか?
他の生徒も私と同じように、謎のマスク男をいぶかしんでいる。
「何をぼやぼやしている。お前たちに無駄にする時間が残されていると思っているのか?一番必死にならなきゃならないんじゃないのか?」
言っていることは、まっとうだ。
サーシャが木刀を構えた。


