一人はマージをちらりと見て口をひらく。
田舎者って、マージもバカにしたぞ。マージが、握り締めたこぶしを震わせてる。
「あらあら、お兄様たちはみな優秀でいらっしゃるのに、末っ子はFクラスとか……せいぜいお兄様に恥をかかせないといいですわねぇ」
うん。順当に私も馬鹿にされました。いいんだよ。兄公認なんだもん。
と、平気な顔してたら、マージががっと飛び出そうとして、それをフレッドがとめた。
「彼らの矜持はAクラスであるということだけですよ。怒ることはありません。彼らの後ろを見てください」
言われてみれば、その後ろに立ち尽くすAクラスの別の子たちは、どうしていいか分からずオロオロしている。
「私たちは少なくとも、クラス一体となって対抗戦に望むことができる」
王子がにこっと笑うと、クラスの皆が気を静めた。
「そうだ、すぐに第一訓練場は俺たちのものにしてやるっ!」
マージが自信満々に胸を反らせた。
いや、その自信はどこから。そもそも、どう考えても、すぐには無理だよ、スタート地点の点差が……。
■23
「Fクラスがいい気になるなよっ!なにが第一訓練場は俺たちの物だだ!お前らなんて、俺らDクラスだって抜くことなんてできないぞっ!」
気が付けば、Dクラスの面々もいた。
「最下位はいつまでたって最下位なんだよ。姉ちゃんが言っていた。Fクラスに入ったら、卒業するまで最下位だって!どんなに頑張ろうと、もう人生終わりだって!」
「いくら王子だって、公爵家の子供だって、Fクラスで最下位卒業組なら高等部には行けないんだからなっ!高等部にも行けなかった出来損ないの子供は、お城に上がることもできないんだからなっ!」
そなの?
フレッドの顔を見る。
「間違いですよ」
フレッドが顔を横に振る。
「はっ、第二王子でいられるのもあと数年だ。高等部へ進学できなければ、臣下に下るんだろ?そう父が言っていたぞ」
へ?まじで?
フレッドの顔をもう一度見る。
ちょっとまって。第二王子という位を捨てる?じゃ、攻略対象じゃなくなる?発狂死フラグなくなる?
うわーい。それって、めちゃ私にとってラッキー事案!
って人の不幸を喜んじゃ駄目だ。ごめん、フレッド。
「さぁ、昼の時間が終わってしまいます。食べましょうか」
と、王子は沈んでいる皆に声をかけた。
田舎者って、マージもバカにしたぞ。マージが、握り締めたこぶしを震わせてる。
「あらあら、お兄様たちはみな優秀でいらっしゃるのに、末っ子はFクラスとか……せいぜいお兄様に恥をかかせないといいですわねぇ」
うん。順当に私も馬鹿にされました。いいんだよ。兄公認なんだもん。
と、平気な顔してたら、マージががっと飛び出そうとして、それをフレッドがとめた。
「彼らの矜持はAクラスであるということだけですよ。怒ることはありません。彼らの後ろを見てください」
言われてみれば、その後ろに立ち尽くすAクラスの別の子たちは、どうしていいか分からずオロオロしている。
「私たちは少なくとも、クラス一体となって対抗戦に望むことができる」
王子がにこっと笑うと、クラスの皆が気を静めた。
「そうだ、すぐに第一訓練場は俺たちのものにしてやるっ!」
マージが自信満々に胸を反らせた。
いや、その自信はどこから。そもそも、どう考えても、すぐには無理だよ、スタート地点の点差が……。
■23
「Fクラスがいい気になるなよっ!なにが第一訓練場は俺たちの物だだ!お前らなんて、俺らDクラスだって抜くことなんてできないぞっ!」
気が付けば、Dクラスの面々もいた。
「最下位はいつまでたって最下位なんだよ。姉ちゃんが言っていた。Fクラスに入ったら、卒業するまで最下位だって!どんなに頑張ろうと、もう人生終わりだって!」
「いくら王子だって、公爵家の子供だって、Fクラスで最下位卒業組なら高等部には行けないんだからなっ!高等部にも行けなかった出来損ないの子供は、お城に上がることもできないんだからなっ!」
そなの?
フレッドの顔を見る。
「間違いですよ」
フレッドが顔を横に振る。
「はっ、第二王子でいられるのもあと数年だ。高等部へ進学できなければ、臣下に下るんだろ?そう父が言っていたぞ」
へ?まじで?
フレッドの顔をもう一度見る。
ちょっとまって。第二王子という位を捨てる?じゃ、攻略対象じゃなくなる?発狂死フラグなくなる?
うわーい。それって、めちゃ私にとってラッキー事案!
って人の不幸を喜んじゃ駄目だ。ごめん、フレッド。
「さぁ、昼の時間が終わってしまいます。食べましょうか」
と、王子は沈んでいる皆に声をかけた。


