「うおー、まじか!まさか、これ1問間違ったせいで、Fクラスになっちまったっていうのかぁぁぁっ!」
え?
平均点そんなに高いの?
ぱこーん。
うん、いい音。
教室に入ってきた25歳くらいの女性が手に持っていた木の板で赤毛を叩いた。グラビアクイーンになれそうなスタイル抜群美女だ。
「うるさいですよ、マージ君。さぁ席に戻って」
赤毛はマージというらしい。っていうか、先生、生徒の名前と顔覚えてるの?いい先生の予感!
「さて、私はFクラス担任のソフィアです」
ソフィア先生が教室を隅から隅まで眺める。
「なぜ自分がFクラスなのか納得していない者もいるようですから、点数と順位を発表しましょうか?クラスでの立ち位置も分かるでしょうから。自己紹介は点数順でどうですか?」
ソフィア先生の言葉に反対の声は上がらなかった。
うん、私も平均点とか全然わかんなかったからありがたい。
「では、まずはサーシャさんから。歴史数学は満点でしたが、マナーと体力テストが10点ずつで、合計220点でEクラスです」
ぱっと見、黒目黒髪。光の加減で髪の毛は茶色っぽくも見える。眼鏡をかけて三つ編みをしているところまでが……日本人っぽい顔で和む。イケメン美女ぞろいのこの世界では割と平凡な顔だけど、日本基準で言えばアイドル総選挙で40位くらいになれそうな感じ。十分かわいい。おっと、自己紹介聞き逃したまぁいいか。
そうして、順に名前が呼ばれていく。
次に呼ばれたのは貴族でなくて平民。歴史数学が50点、マナーが20点、体力が95点だそうだ。ほうほう。11歳にして立派な筋肉ついてますね。
■11
「おかしい、俺、まだ名前呼ばれないんだけど……」
20人あたりの自己紹介が終わったところで、赤毛のマージ君がガタガタと震えている。
おかしい、確かにおかしい。おかしいのは、第二王子の名前も呼ばれていないことだ。
高等部では優秀だったはずなのに、まさかFクラスのしかも下の方なんてありえないだろう?
30名いるクラスの、27名まで自己紹介が終わった。
赤毛涙目。
「では、次にブレッド殿下。すべての教科でまるで示し合わせたように30点。合計120点でした」
ソフィア先生が少し含みのある言い方で第二王子の名を呼ぶ。
殿下と知らなかった人たちが、驚きの顔でブレッド殿下の顔を見ている。
え?
平均点そんなに高いの?
ぱこーん。
うん、いい音。
教室に入ってきた25歳くらいの女性が手に持っていた木の板で赤毛を叩いた。グラビアクイーンになれそうなスタイル抜群美女だ。
「うるさいですよ、マージ君。さぁ席に戻って」
赤毛はマージというらしい。っていうか、先生、生徒の名前と顔覚えてるの?いい先生の予感!
「さて、私はFクラス担任のソフィアです」
ソフィア先生が教室を隅から隅まで眺める。
「なぜ自分がFクラスなのか納得していない者もいるようですから、点数と順位を発表しましょうか?クラスでの立ち位置も分かるでしょうから。自己紹介は点数順でどうですか?」
ソフィア先生の言葉に反対の声は上がらなかった。
うん、私も平均点とか全然わかんなかったからありがたい。
「では、まずはサーシャさんから。歴史数学は満点でしたが、マナーと体力テストが10点ずつで、合計220点でEクラスです」
ぱっと見、黒目黒髪。光の加減で髪の毛は茶色っぽくも見える。眼鏡をかけて三つ編みをしているところまでが……日本人っぽい顔で和む。イケメン美女ぞろいのこの世界では割と平凡な顔だけど、日本基準で言えばアイドル総選挙で40位くらいになれそうな感じ。十分かわいい。おっと、自己紹介聞き逃したまぁいいか。
そうして、順に名前が呼ばれていく。
次に呼ばれたのは貴族でなくて平民。歴史数学が50点、マナーが20点、体力が95点だそうだ。ほうほう。11歳にして立派な筋肉ついてますね。
■11
「おかしい、俺、まだ名前呼ばれないんだけど……」
20人あたりの自己紹介が終わったところで、赤毛のマージ君がガタガタと震えている。
おかしい、確かにおかしい。おかしいのは、第二王子の名前も呼ばれていないことだ。
高等部では優秀だったはずなのに、まさかFクラスのしかも下の方なんてありえないだろう?
30名いるクラスの、27名まで自己紹介が終わった。
赤毛涙目。
「では、次にブレッド殿下。すべての教科でまるで示し合わせたように30点。合計120点でした」
ソフィア先生が少し含みのある言い方で第二王子の名を呼ぶ。
殿下と知らなかった人たちが、驚きの顔でブレッド殿下の顔を見ている。


