「ミリーと言ったかな?残念ながらリリアーナからみらいの妃の座を奪う心配はしなくて良い」
「は?」
「この国にもこの国の未来にも、リリアーナは欠かせないと陛下は判断した。すでに国を支える輸出品は宝石からリリアーナの見出した品へと大きくシフトしている。品の全ての権利はリリアーナが所有している」
宝石に頼らなくても、国が動いてるの?
よかった。
少しは役になっているんだ。
「は?何を言っているんだ、エイト。すべての権利がリリアーナが持ってるだと?国が買い上げるなり取り上げるなりすればいいじゃないか?」
エイト君が首を横に振った。
「多くの工房の人間や商人が、こぞって隣国へ移住することもあり得る。そもそもシナモンなど収穫は極秘時効。リリアーナと数人以外は知りえない」
「移住など許さなければいいだけだろう!場所なんか聞き出せばいい!」
エイト君が首を横に振った。
「力で何もかも押さえつけられると、兄上は本気でお考えなのですか?
「当たり前だろう。誰よりも俺は偉い人間。王になるんだ。王の言うことに逆らう人間がいていいはずがない」
エイト君が首を横に振った。
「兄上、今、一番偉い王というのは父です。その父に逆らう人間がいていいはずがない……兄上は今確かにそう言いましたね?」
「あ?ああ、今は父が王だ。確かに」
エイト君が、書類保管員から書面を受け取り殿下に見せた。
「この国の次の妃はリリアーナで決定……?」
書類に書かれている内容を見て、殿下が顔を青くしている。
「リリアーナの婿となるものが、次の王になる……だと?王の候補……」
王の候補?
筆頭が第一王子、その次が第二王子、第三王子、それから王家の血を引く公爵家の者、下の方では、王の祖父の兄の孫とかなり遠い血縁者までリストに名前が挙がっている。
エイト君が書類保管員からペンを受け取り、筆頭に書かれていた殿下の名前の上に線を引いた。
「兄上は、リリアーナとの婚約を解消した時点で、時期王の候補から外れました。
「な、な、なんだと?聞いてない、聞いてないぞ!」
慌てふためく殿下。
「これで、誰も二人の仲を反対するものはいませんから、ミリーさんの家に婿入りでもしてくださいね。殿下」
ドーンが殿下の笑いかけた。
「は?」
「この国にもこの国の未来にも、リリアーナは欠かせないと陛下は判断した。すでに国を支える輸出品は宝石からリリアーナの見出した品へと大きくシフトしている。品の全ての権利はリリアーナが所有している」
宝石に頼らなくても、国が動いてるの?
よかった。
少しは役になっているんだ。
「は?何を言っているんだ、エイト。すべての権利がリリアーナが持ってるだと?国が買い上げるなり取り上げるなりすればいいじゃないか?」
エイト君が首を横に振った。
「多くの工房の人間や商人が、こぞって隣国へ移住することもあり得る。そもそもシナモンなど収穫は極秘時効。リリアーナと数人以外は知りえない」
「移住など許さなければいいだけだろう!場所なんか聞き出せばいい!」
エイト君が首を横に振った。
「力で何もかも押さえつけられると、兄上は本気でお考えなのですか?
「当たり前だろう。誰よりも俺は偉い人間。王になるんだ。王の言うことに逆らう人間がいていいはずがない」
エイト君が首を横に振った。
「兄上、今、一番偉い王というのは父です。その父に逆らう人間がいていいはずがない……兄上は今確かにそう言いましたね?」
「あ?ああ、今は父が王だ。確かに」
エイト君が、書類保管員から書面を受け取り殿下に見せた。
「この国の次の妃はリリアーナで決定……?」
書類に書かれている内容を見て、殿下が顔を青くしている。
「リリアーナの婿となるものが、次の王になる……だと?王の候補……」
王の候補?
筆頭が第一王子、その次が第二王子、第三王子、それから王家の血を引く公爵家の者、下の方では、王の祖父の兄の孫とかなり遠い血縁者までリストに名前が挙がっている。
エイト君が書類保管員からペンを受け取り、筆頭に書かれていた殿下の名前の上に線を引いた。
「兄上は、リリアーナとの婚約を解消した時点で、時期王の候補から外れました。
「な、な、なんだと?聞いてない、聞いてないぞ!」
慌てふためく殿下。
「これで、誰も二人の仲を反対するものはいませんから、ミリーさんの家に婿入りでもしてくださいね。殿下」
ドーンが殿下の笑いかけた。


