「あ、サラ……その、無理にはいいんだ。リリアーナが嫌なら、無理強いはしない……」
エイト君が私を見ている。
涙を落した私の頬にハンカチを当てた。
「僕は……ずっとお姉様のことが好きだったんだ。諦めようと、姉になるんだから諦めようと……」
「わ、私が、好き?」
「国のために必死に色々働いてくれている君が好き。僕の母のために心を痛めてくれる君が好き。我慢していることを少しも見せずに笑顔を見せる君が好き。父の苦労にも気遣ってくれる君が好き。それから……」
エイト君が……。
エイト君が、私のことを、好き?信じてもいいの?
本当なの?
「皆に好かれている、心優しい君が好き」
エイト君の声に、わーっと会場が湧いた。
拍手が沸き上がる。
「リリアーナ様万歳!」
「リリアーナ様万歳!」
と、拍手に交じって歓声が起きる。
「なっ、どういうことだ。なぜこんな悪魔のような女に……優しいだと?どれだけミリーにひどいことをしていたか、まだ分からないのかっ!」
殿下が周りで私に大して歓声を上げている生徒たちを睨み、恫喝した。
「お前ら、俺が王になったら、閑職にしか就けぬぞっ!」
殿下が叫びに、シーンと静まり返った。
ミリーさんが私に頭を下げた。
「ごめんなさい……私……リリアーナ様から妃の座を奪うつもりなんてこれっぽっちもなかったのです。私は、ファルコ様を好きになってしまっただけで……」
小刻みに震えながら私を見るミリーさん。
「好きになっただけ……」
好きになることは罪じゃないの?
私にとっては、好きになることは罪だった。
……エイト君を好きだという気持ちは国を裏切りことだった……。
でも、でも……。
◆
「エイト君……私……いいの?」
あなたを好きでもいいの?
好きだと……口に出しても、いいの?
「リリアーナ……がいいんだ。他の誰も嫌だ。お願いだ。好きになってほしい。いや、そんな贅沢は言わない。僕と、結婚してほしい。僕の隣にいてほしい」
サラの顔を見る。
小さくサラが頷いた。
ドーンの顔を見る。
さっきのような他人のような表情から一変。ドーンが二カッと笑った。
それから、エイト君の顔を見る。
エイト君が小さく頭を横に振った。
「今のが僕の本心。だけど、ここから先は大人の事情。すべてきいてほしい」
はい?
え?
エイト君が私を見ている。
涙を落した私の頬にハンカチを当てた。
「僕は……ずっとお姉様のことが好きだったんだ。諦めようと、姉になるんだから諦めようと……」
「わ、私が、好き?」
「国のために必死に色々働いてくれている君が好き。僕の母のために心を痛めてくれる君が好き。我慢していることを少しも見せずに笑顔を見せる君が好き。父の苦労にも気遣ってくれる君が好き。それから……」
エイト君が……。
エイト君が、私のことを、好き?信じてもいいの?
本当なの?
「皆に好かれている、心優しい君が好き」
エイト君の声に、わーっと会場が湧いた。
拍手が沸き上がる。
「リリアーナ様万歳!」
「リリアーナ様万歳!」
と、拍手に交じって歓声が起きる。
「なっ、どういうことだ。なぜこんな悪魔のような女に……優しいだと?どれだけミリーにひどいことをしていたか、まだ分からないのかっ!」
殿下が周りで私に大して歓声を上げている生徒たちを睨み、恫喝した。
「お前ら、俺が王になったら、閑職にしか就けぬぞっ!」
殿下が叫びに、シーンと静まり返った。
ミリーさんが私に頭を下げた。
「ごめんなさい……私……リリアーナ様から妃の座を奪うつもりなんてこれっぽっちもなかったのです。私は、ファルコ様を好きになってしまっただけで……」
小刻みに震えながら私を見るミリーさん。
「好きになっただけ……」
好きになることは罪じゃないの?
私にとっては、好きになることは罪だった。
……エイト君を好きだという気持ちは国を裏切りことだった……。
でも、でも……。
◆
「エイト君……私……いいの?」
あなたを好きでもいいの?
好きだと……口に出しても、いいの?
「リリアーナ……がいいんだ。他の誰も嫌だ。お願いだ。好きになってほしい。いや、そんな贅沢は言わない。僕と、結婚してほしい。僕の隣にいてほしい」
サラの顔を見る。
小さくサラが頷いた。
ドーンの顔を見る。
さっきのような他人のような表情から一変。ドーンが二カッと笑った。
それから、エイト君の顔を見る。
エイト君が小さく頭を横に振った。
「今のが僕の本心。だけど、ここから先は大人の事情。すべてきいてほしい」
はい?
え?


